カルトの世界から命がけで抜けてきたおじさんの奮闘記☆

とち狂ったカルト軍団から命がけで抜けてきたおじさんの物語やで~

恋愛禁止が生み出した悲劇.....

ご無沙汰しております~( ´∀` )

いやー仕事が忙しくて全然記事を書けなかったんですわ。

気づけば8月になってしまいました~(笑)

 

さて前回の記事で私がいたカルト空間の恋愛禁止ルールについてかせてもらったんですけど、読んでいただけましたかね?

doteitiger.hatenablog.com

 

 


今回はそんな恋愛禁止空間であった事件を書きますね。

やっぱり恋愛禁止となるとですね、燃え上がっちゃうんですよ。

禁止されたり、咎められるとやっぱり燃えちゃう奴もおるんすよ(笑)

とりあえず覚えてる事件のことを書きますわ。

 

N君の歪んだ愛

とりあえず話していくとですね、N君は19歳でした。19歳と言えば、普通は高校を卒業して大学、専門学校、就職しているのが普通だと思います。

しかし、カルト学校はそんなことは関係ありません。カルト学校は高校の卒業資格は取れるようになってました。18で高校卒業資格は取れますが、大半の学生はカルト学校を卒業せず、「今の自分はまだまだダメだ」、「今卒業して大学に行ってもまた引きこもってしまう」、「ここで1年残って後輩の為にカルト学校の空気を守っていく」、と大層な理由を豪語して卒業しませんでした。

(まあ受験勉強とか一般社会に戻るのが嫌で逃げてるだけですけどね。)

N君もそんな中の一人で、「僕は後輩の為に学校の空気や規律を守るため、奉仕の意味も込めて残ります!」と豪語し、教祖様に褒められていました。

 

そして春となり.....一人の可愛らしい中学生の女の子が入ってきました。

物静かだけど笑うと笑顔が可愛らしい女の子でした。

仮にSちゃんと名付けましょう。

Sちゃんは入った当初は中々馴染めていない感じでしんどそうでしたが、徐々に慣れてきて皆と話すようになりました。

元気に挨拶するようになり、カルト学校でもムードメーカーになっていました。

そんな時、私は変な視線を感じていました。。。。

この視線はなんなんかな?と考えていた時、N君がやたらと彼女のそばに近寄り、舐め回すようないやらしい目で彼女を見ていたことに気づいてしまったのです。。。。

 

N君は元々いわゆるオタクでして、いわゆる萌えアニメを見ていたそうです。そんなオタクだった彼がカルト学校に入って、健全な生活を送り出したことでゲームやアニメグッズを捨て、脱オタクをしたことで、真人間に変わったと教祖がべた褒めしていました。だからN君は教祖のお気に入りの一人でした。

教祖のお気に入りの学生は例え発言や行動がズレていたとしても怒られません。だから盲目的な学生も信じてしまいます。

ある日校舎内の掃除が終わった時、SちゃんがN君含め他の学生たちのぞうきんを率先して洗ってくれていました。

私はN君と二人で喋っていたのですが、ぞうきんを洗い終えたSちゃんが私たちの前を通り過ぎました。その瞬間N君がSちゃんを唐突に呼び止め、Nちゃんの頭をポンポンと触りながら「Sちゃん偉いね。可愛いし気が利くし、絶対すごくなるよ」と言った後、ニヤリと笑ったのです。

きも。。。(笑)

Sちゃんは顔が引きつり、駆け足でその場を逃げ出しました。

カルト学校では異性へのボディタッチはご法度です。

頭ポンポンは重罪です。

私はN君に注意しました。

しかし、教祖に気に入られ調子に乗っていたN君には無視されました。

これはいかんと思った私は必死に「あいつやばいよ!!」と訴えていたのですが、皆まさかN君がそんなことするわけがないと私の発言を信じてくれませんでした。

 

そしてSちゃんが入学して半年がたったころ、彼女は突然来なくなりました。。。。

みんな困惑していました。

そして同時にN君も突然調子を崩し始め、いきなりカルト学校へ来なくなりました。

 

そんな時、突然ミーティングが開かれました。

教祖の口からSちゃんが来なくなった理由が明かされました。

それは「N君がSちゃんをストーカーしていた」という衝撃的な事実でした。

教祖によるとN君とSちゃんは家が近いらしく、帰り道が同じだったのですが、カルト学校のルールで二人きりで帰ってはならないので、時間をずらしてそれぞれ帰っていたらしいのです。しかし、N君が一本先の電車に乗り、彼女が改札から出てくるのを毎日待ち伏せしていたらしく、最初はSちゃんもとりあえず家まで一緒に帰っていたそうです。

そして家が近いこともあり、休みの日に彼女の家に突然訪れ、「僕が学校での理念やルールを教えてあげる」と言って勉強会を行っていたそうです。勉強会と言いながら実際はダラダラと喋っていただけらしく、何回もSちゃんの体を触ろうとしていたそうです。

しかもSちゃんの部屋の写真を何枚も撮っていたそうです。。。。

 

そしてN君はSちゃんが自分に気があると勘違いしていたらしく、告白したそうです。

もちろんSちゃんは断りました。その日からSちゃんはN君とも距離を取っていたらしいのですが、帰るときにN君はSちゃんへ無言で付いていき、休みの日には彼女の家の前でうろついていたらしいです。

それでSちゃんは引きこもり、Sちゃんが来なくなったことでN君は自分が攻められると思い込み逃げたらしいです。

 

Sちゃんはその日からカルト学校を退学し、どこかに消えました。

 

そしてストーカーN君ですが、そこからいろいろな力が働き復活を遂げ、

アメリカの大学へと入学しやがったのです。。。。

むなくそ悪い話ですよ。。。

 

そんな話でした。

 

ストーカーはいかんですよ!!