カルトの世界から命がけで抜けてきたおじさんの奮闘記☆

とち狂ったカルト軍団から命がけで抜けてきたおじさんの物語やで~

カルト世界の娯楽

ども~。

どんより天気なGWですね。

こんな日は家で映画見たり、漫画、読書がたぎりますな( ´∀` )

そんな私のGW期間中の愛読書はワンピースです。

今更ながらワンピースに絶賛ハマってしまいました(笑)

やっぱり面白いですよね。

ワクワクするし、いい塩梅でスッキリさせてくれますしね。

もちろん鬼滅の刃とか他の少年漫画にもハマってます(笑)

本来なら少年漫画は学生時代に読むものやと思います。

しかし15歳でカルトの世界に入ってしまったのと、

カルトの世界では漫画禁止だったので、

その反動が今来ちゃってるんですよね。

やから、しょうがないんですよね。

 

カルト世界の娯楽


ライブ、ショッピング、観光、ゲーム、漫画、

酒、ギャンブル、料理、お洒落等など

娯楽は人それぞれですよね。

けど、自分がいたカルトの世界ではほとんどの娯楽が禁じられてました。

禁じられていたし、見えない規則みたいなものが色々ありましたね。

一つ覚えておいて頂きたいのが、カルトの世界では

「教祖の好み」
「心身の健康」
「世俗からの隔離」


が物事を判断する時の判断材料になります。これは絶対です。

その基準を基に自分がカルトの世界にいた時の娯楽を書きますね。

 

1、スポーツ

まあ、スポーツは健康的ですよね。

ただやっていいスポーツが決まってました。

それは野球です。

野球はカルトの教祖様が大好きだったので許されたスポーツでした。

私も内心嫌々ながらも迎合する為、偽りの野球好きになりました。

サッカーは教祖が嫌いだったので出来ませんでした。

教祖曰く「サッカー選手は世俗にまみれている。」らしく、

スポーツ新聞の切り抜きをわざわざ持ってきて

「見ろ!このサッカー選手の顔を!欲にまみれた顔をしてるだろ!」

と罵っておりました。アホかって感じですよね。

しかし皆騙されてるので、

カルトの世界に入ってきたサッカー好きの子は

大好きだったサッカーを手放すため、ボールを包丁で切り裂き、

野球グローブを手にはめるのです。そしてその行動を見た教祖が

教祖「よくやった!何かを得るためには何かを捨てないといけない!

   君は若いのによくやった!大物になるぞ!」

と褒めちぎるんです。アホか。

 

2、音楽

音楽ほど人によって聞くジャンルは異なりますよね。

私は小学生の頃から音楽が好きだったので、

今でも洋楽・邦楽ジャンル問わずなんでも聞いてます。

しかし、カルトの世界では流行りの音楽が最も下劣な音楽ということ、

大半の音楽は世俗的であり、人を下劣な方向に洗脳する音楽だと言われてました。

唯一許されていた音楽が安全地帯、玉置浩二松山千春とかでした。

チョイスが謎ですよね。

そして教祖が大好きな演歌、昭和歌謡曲も許されていました。

まあ、私は内緒で音楽だけは自分の好きなもの聞いてましたけどね。

これが後々大問題になりましたけど、それはまた別の話で。

 

3、ゲーム

カルト学校に来るのは不登校・引きこもりをしてきた子達です。

だから27時間ゲームをやり続けているような

いわゆるゲーム依存症の子達も多く、

それを解消するため、テレビゲームは禁止されていました。

それは別にいいですよね。

 

しかし、

カルト学校には金曜日の夕方にスポーツ&ゲームなる時間がありました。

スポーツはもちろん野球です。雨の日がゲームになります。

そのゲームというのが手作りの人生ゲームです。なぜ手作りなのか?

市販の人生ゲームは子供を増やしたり(性行為を連想させる)、

金銭の扱いが生じたり(ギャンブル依存症になるかもしれない)、

と悪影響を及ぼしかねないということらしく、

画用紙に手書きでマスを書いたチャチなもんでした。

ちなみにコマには

「このコマで止まった人は教祖様と出会い改心した時の話をする。ちゃんと言語化出来てたら4コマ進む」(興奮して30分ぐらい喋る奴もいた)

「このコマで止まった人は人間性が20あがる」(ホンマに意味わからん)

「動植物の声が聞こえるようになった!3コマ進む」(笑)

「親を説得し、家族全員で世俗から抜け出した。10コマ進む」(ひえっ...)

という感じでした。アホですね。

 

4、カメラ

カメラ男子、カメラ女子って言葉も聞くほど最近はカメラが流行っており、

ゆるふわな男の子がこれまたゆるゆるな女の子と

公園とかでキャッキャウフフしてますよね。羨ましい...

まあ、カルト世界の中でもカメラ撮影が好きな子も多く、

めちゃくちゃ高い一眼レフとかを肌身離さず持っている子もいました。

しかしカメラ撮影にもルールがあり、

女の子の写真をとってはいけない。特にソロ写真は絶対NGというルールです。

そもそも恋愛禁止なのでそんなシチュエーションにならないんですけど…

要は男女二人きりのシチュエーション、

男女二人だけの世界を作らせないようにしてたわけですね。

その為、風景、動物、植物、男、野郎だけのむさ苦しくて陰気な集合写真、

しかも取られる側にもルールがありまして、

写真を撮られるときはピースは絶対ダメ、ポーズももちろんダメなのです。

だから皆棒立ちで引きつった笑顔でむさ苦しく写るのです(笑)

まじで地獄絵図(笑)

当時僕の同輩にカメラオタクの子がおり、カルト学校のイベント専属カメラマンとなっていたのですが、この子も写真撮りたい欲求を抑え込まれたせいで大事件を引き起こしていました。これもまた別の話にしましょう。

 

 

まだまだ色々ありますが、一旦はここまでにしておきましょう。

 

今思いますけど、人間やっぱり娯楽は大切なんですよね。

それが今後の人生の楽しみ方や力の抜き方を教えてくれますしね。

若い人々は趣味を楽しんでくださいね~。